Story
プロのカラーリストの
ノウハウをデータベース化
ヘアカラーはフォーミュレーター(処方研究開発者)の手でさまざまな色の調合が行われ、色味×明度で100種、200種といったカラー剤が作り出されています。
一方で、プロのカラーリストはお客様のもともとの髪質と、染まり上がりの希望色を照らし合わせながら薬剤のミックスレシピを計算し、オリジナルの処方を組み上げています。
この、プロのカラーリストが論理的、経験的に計算する色、すなわち個々の髪の色(出発点)と希望色(ゴール)を 「色相」 「明度」 「彩度」 に数値化して三次元のデータに置き換え、ゴールに辿り着くためのカラー選択が高い精度で行える独自の計算式を編み出しました。
これが 『カラオペ』 のエンジンとも言える、レシピ算出システム(※)です。
これによって、熟練したプロカラーリストの頭脳をデバイスに取り込むことができたのです。
※レシピ算出システムは特許取得済み
最大限のパフォーマンスを
引き出す「カラー剤」開発
『カラオペ』ではじき出すレシピで色再現を行うためには、それに必要な表現域をもった専用のカラー剤の開発が必要でした。
その剤に求めるパフォーマンスは、「濁りのないクリアな発色」 「限りなく原色に近く、高い彩度」 を持つカラー剤です。
色表現だけでなく、カラー施術をより快適にするため、無臭化へのチャレンジ、塗りやすさを追求した粘度設定へのこだわり、髪のダメージを抑え、艶やかで指どおりの良い仕上がりを実現するため、2年余りの試行錯誤を繰り返して完成したのが、『フォーミュレイトファイ』です。
完璧を求めるため行われた
たゆまぬ検証努力
『カラオペ』で算出されたレシピの再現性は、数千回以上の検証を経て確認してきました。
毛束を使った検証、実際にモデルを使った人頭検証、そして、モニターサロン様での実地検証を繰り返し、狙い通りのカラーを実現するシステムへと進化させてきました。
未来に向けて
進化を続ける『カラオペ』
髪を科学するのは、「色」の要素だけではありません。
個々の髪そのものがもつ特性やクセ、あるいはダメージによる髪質変化など。こうした髪の様々な状態に応じて、どのような対処が適切かを見極めた施術が必要とされます。
近い将来には、『カラオペ』と毛髪測定機器を連動させて、その時々の髪に必要な処置策を提示する、なんてことができるようになるかも知れません。
『カラオペ」は美容師の皆様にとって無くてはならないツールへと、未来に向けて日々進化します。